FC2ブログ

モンスターペアレント:短期療法による支援を考える

学校に理不尽な要求をする親にモンスターペアレントってすげーネーミング!それはさておき、悪者をけちょんけちょんにするのは簡単なので、ちょっとばかり視点を変えてみたりしてみますぞ。

保護者の理不尽なクレーム、専門家による支援検討 文科省
7月9日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000001-san-soci

 理不尽な要求で学校現場を混乱させる保護者ら、いわゆる「モンスターペアレント」について、文部科学省が来年度から、本格的な学校支援に乗り出す方針を固めた。地域ごとに外部のカウンセラーや弁護士らによる協力体制を確立し、学校にかかる負担を軽減することを検討している。来年度の予算要求に盛り込みたい考えで、各地の教育委員会にも対策強化を求める。

 文科省が検討している支援策は、保護者から理不尽な要求やクレームが繰り返された際、教育専門家ら外部のカウンセラーが保護者と学校の間に入り、感情的なもつれを解消して問題解決を図るというもの。

 保護者とのトラブルが法的問題に発展するケースもあるため、学校が地域の弁護士からアドバイスを受けられるような協力体制づくりも進める。地域ごとにカウンセラーや弁護士らの支援チームを結成することも検討する。

 教育現場では近年、無理難題を押しつける保護者らが急増。こうした保護者らは「モンスターペアレント」と呼ばれ、校長や教員が話し合いや説得に努めてきた。しかし感情的なもつれなどから問題解決がこじれ、学校にとって大きな負担になることが少なくないという。

 モンスターペアレントについては今月初めの副大臣会議でも取り上げられ、文科省の池坊保子副大臣が早急に対策に取り組む姿勢を示していた。

 文科省幹部は「学校が一部の保護者らの対応に追われて、子供たちの教育活動に支障が出るようになったら本末転倒。各教委が率先して対応に乗り出す必要がある」としている。

【関連記事】
・ 【記者ブログ】給食費未納問題の情報提供者の方へ
学校に“顧問弁護士” 保護者のクレームに対応 港区が新制度
学校の悲鳴…急増する「イチャモン保護者」
なぜ、うちの子がピラミッドの上でないのか? 保護者とトラブル、訴えられたら…
【主張】問題親 非常識に寛容すぎないか
【主張】「親学」 親の教育も緊急の課題だ
【コラム・断】給食費未払い、マナー欠如ではない

最終更新:7月9日9時16分



モンスターって恐ろしいってイメージがまずあるけど、この場合は一般ピープルと隔絶してるってとこもあったりするんですかね。

例えば、フランケンシュタインだったり、はたまた「泣いた赤オニ」に出てくるオニたちだったり・・・


フランケンシュタインの場合、見かけが怖いというだけでパンピーから疎んじられて、でも実はやさしいフランケン、少女と出会って心ときめく・・・?!(ちょっと違う?)

泣いた赤オニに出てくるオニたちも、見かけが怖いと阻害されてたけど、パンピーと仲良くしたい青オニを地域に認めさせるため赤オニが悪役を買って出るという切ないストーリー。

理不尽な物言いをするモンスターペアレントとは違うね。はは。どちらかというと鬼子母神かな。

それはともかく、なんで心優しいモンスターの話を出したかというと、親たちも言い分はちょっと「???」にせよ子どもを大事にするが故の言動ということです。

学校も子どもたちを大切に卒業まで助けたい、そして親としても自分の子どもを大切に思っている。両者の考えは実はさほど違ってなかったりする。なのになぜか学校を敵対視して無理難題を学校にぶつけてしまう。この辺りに解決の糸口があったりするんじゃないかと・・・

つまり、学校は敵じゃないよ。担任の先生は子どもによかれと思って対応しているんだよってことを親に知らせる。なんだ当たり前じゃんって話なんですが、怒り心頭になってからだと遅い。あらかじめ日頃からのコミュニケーションをいかに確保するかってのが大変なのかも。

家庭訪問とか面談って先生が親子のために行うってのが普通だけど、こういう時代では先生が自衛のために親とのつながり確保目的で確実に行っていくべきなのかもしれませぬ。例え共働きでも職場へ押しかけるくらいのつもりで、せめて電話で話すだけでも。
そうしてつながりができていけば、仲良くしている人に対していきなり切れて無理難題を突きつけるなんてのはそう簡単にできないです。

話はだいぶずれちゃいましたが、
理不尽なクレームに対する専門家の検討ってところで家族療法や短期療法はなにか役にたてるんじゃないかなーって思ったりします。

家族/短期療法の特徴として、
・問題を解決することではなく、解消することを目指している。
・問題解消のために悪者を作らない。
・問題そのものではなく関わる人の関係に注目する。

これのどこがいいんだって話なんですが、
普通、問題を解決しようとする場合、問題の原因を究明してそれをなくそうとするわけなんですが、これだと必ず問題に触れざるをえないわけでどこかに悪者を特定しなきゃならないのです。
この場合、理不尽な要求をする親が槍玉にあげられちゃうんですが、親だって子どものためを思って(思い余って)あれこれするわけで、それを悪者扱いされたらますます話がこじれちゃう。
それよりは、その親も味方につけて問題を解消していく方法を探っていく方がいいという話なのです。そんな虫のいい話が簡単にいくわけないだろうってそりゃそうなんですが、少なくともそのための理論と技法が一応は確立されてるわけで、弁護士とか警察OBを呼ぶような物騒な話は一番最後にとっておいて、始めは穏便に済ませたいですよね^^*

例えば、よく例に挙がってる
「なぜ、うちの子がピラミッドの上でないのか?」ってクレーム、家族療法的にはどうアプローチできそうか少し考えてみます。

クレームを言う親→子どもを大事に思う親というこちらの視点をリフレームする。
その上で、「お母さんは○○くんのことをとても大切に考えてらっしゃるんですね。」など母親の言い分に沿って子どもと母親のことをほめていく。

ピラミッドの上=良い、下=悪いという母親のイメージをリフレームしていく。
「○○くん、近ごろ学校でもすごく我々のことを助けてくれるんですよ。おうちでもお手伝いしてくれたりしませんか?○○くん、しっかりしてきましたよねー。お母さんも頼もしいんじゃないですか?ピラミッドの下って確かにあまり目立たないかもしれないけど、上の子を支えて○○くん、とってもいい表情しているんですよ。きっと「お母さんもおんぶしてあげる」なんてことも言うんじゃないかしら?」

このケースに関する他の情報のないまま適当に思い浮かべて書いているのでいささか強引ではあるけど、理不尽な要求=悪ではなく、要求の内容に対する親のイメージを変化させて問題解消を図るという一例でした。

ピンチはチャンスって言葉もありますし、うまく乗り越えて親と学校との関係をよりよいものにできたらいいなーって思います。

悲鳴をあげる学校―親の“イチャモン”から“結びあい”へ悲鳴をあげる学校―親の“イチャモン”から“結びあい”へ
小野田 正利

旬報社 2006-12
売り上げランキング : 322
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


教師のためのブリーフセラピー教師のためのブリーフセラピー
若島 孔文 吉田 克彦 生田 倫子

アルテ 2006-05
売り上げランキング : 97246
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


先生のためのやさしいブリーフセラピー―読めば面接が楽しくなる先生のためのやさしいブリーフセラピー―読めば面接が楽しくなる
森 俊夫

ほんの森出版 2000-09
売り上げランキング : 85862
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連記事
スポンサーサイト



    ぽちっとワンクリックしてくれるとはげみになります→  ブログランキング・にほんブログ村へ

    tags:

  1. 2007/07/09(月) 16:19:08|
  2. systemic view|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

コメント

救急車有料化、暴れる患者は執行妨害で逮捕

理不尽な要求で医療現場を混乱させる患者ら、いわゆる「モンスターペイシェント」について、厚生労働省が来年度から、本格的な病院支援に乗り出す方針を固めた。地域ごとに外部のカウンセラーや弁護士らによる協力体制を確立し、医療関係者にかかる負担を軽減することを検討している。来年度の予算要求に盛り込みたい考えで、各地の医師会にも対策強化を求める。
って感じで。学校の先生刺されてませんか?医師や看護師はすでに死者が出ています。
  1. 2007/07/10(火) 00:24:46 |
  2. URL |
  3. マッドクター #.wMK.8Ds
  4. [ 編集]

マッドクターさん、はじめまして。
モンスターペイシェントって言い方もあるんですね。たぶん場所が違うだけで患者として病院に行くと「モンスターペイシェント」。親として学校にいくと「モンスターペアレント」ってだけのような気もしますが。
病院では死者が出るほどとは驚きです。
  1. 2007/07/10(火) 01:18:13 |
  2. URL |
  3. やまもんき #34bJot8k
  4. [ 編集]

なるほどねぇ。
でも、先生だって気をつかっていると思うんですけどねぇ。先生をやっている友人に聞くと、本当に気をつかうらしく、いつも子どものことを一人一人ほめほめしないと親とはうまくいかないらしい。問題あっても30分くらいほめてから・・・。らしい。大変ですね。
  1. 2007/07/12(木) 23:56:31 |
  2. URL |
  3. まみ #sSHoJftA
  4. [ 編集]

まみさん、こんにちは。
先生方、気を使って苦労してらっしゃるんでしょうね。
ほめることも大切ですが、本来しかるべきときはびしっと子どもを叱ることは必要ですし、それを親も感謝すべきなんですけど。
このあたりの認識を親-先生間でうまく関係づくることができれば子どもにも一番いいんですが・・・
  1. 2007/07/13(金) 01:46:25 |
  2. URL |
  3. やまもんき #34bJot8k
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yamamoon.blog13.fc2.com/tb.php/182-152059c9

    人気ブログランキングに参加してます


    にほんブログ村 バイクブログ 旧車バイク・絶版バイクへ
    にほんブログ村 音楽ブログ ウクレレ・ハワイアンへ
    にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心理学へ
    1日1回↑ポチっとしてちょ~♪
08月 « 2019年09月 » 10月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search

News Topix

Wether


-天気予報コム- -FC2-

Profile

やまもんき

  • Author: やまもんき
  • 社会人やりながら通信制大学で心理学の勉強をしてました。今年はのんびり過ごします。
    近頃、家族療法とか短期療法が面白くなってます。

    バイク乗ってます。ウクレレ好きです♪